健康診断だけでは足りない?企業が考えたい従業員の健康支援
結論からお伝えすると、健康診断はとても大切な取り組みですが、それだけで従業員の健康を守り切れるわけではありません。健診は年に1回、その時点の体の状態を確認するものなので、日々の生活習慣づくりや、受診後の行動までは本人任せになりがちだからです。この記事では、健康診断の役割と限界、そして企業が補いたい健康支援について、具体的に整理してお伝えします。

うちは毎年ちゃんと健康診断やってるし、従業員の健康はもう大丈夫だよね?

健診はもちろん大事だよ。ただ年1回の「点」だから、それだけで全部カバーできるわけじゃないんだよね。
健康診断の役割と、その限界

定期健康診断は、労働安全衛生法にもとづいて事業者に義務づけられている大切な仕組みです。従業員の体の状態を定期的に把握できるという点で、とても意味があります。ただ、健診はあくまで「その時点の状態を確認するもの」です。日々の生活習慣をどう整えるか、がんなど特定の病気にどう向き合うか、といったところまでを常にカバーできるわけではありません。しかも、結果が出たあとの生活改善は本人任せになりやすく、せっかくの結果が行動につながらないこともありますよね。
企業が補いたい3つの領域
健診でカバーしきれない部分を補うとき、意識したい領域が3つあります。ひとつ目は「予防・気づき」で、従業員が健康に関心を持つきっかけづくりです。ふたつ目は「日々の習慣」で、運動などを続けやすくする仕組みですね。3つ目は「必要に応じた検査機会」で、気になったときに次の一歩へ進める環境です。この3つを健診に組み合わせることで、年1回の「点」の取り組みが、日常を支える「線」の取り組みに変わっていきます。
健康診断という「点」に、日々の習慣づくりや検査機会という「線」を組み合わせると、従業員の健康を継続的に支えやすくなります。健診の結果を「受けて終わり」にしない工夫が大切です。
取り組みやすい健康支援の例


具体的にはどんな支援を足せばいいの?お金も手間もあんまりかけられないんだけど。

たとえば歩数アプリで運動を促すとか、自宅でできる検査を用意するとか、負担が少ないものから始めるといいよ。
健康支援というと大がかりに聞こえますが、取り組みやすいものもたくさんあります。たとえば、歩数に応じてポイントが貯まるアプリのような仕組みは、通勤や日常のなかで無理なく運動習慣づくりを後押ししてくれます。また、自宅で取り組めるがんリスク検査のようなものは、従業員が自分の健康を見直すきっかけになります。ただし、こうした検査は診断や確定を目的とするものではなく、症状がある場合は医療機関への相談が前提だという点は、あわせて伝えておきたいですね。

「点」ではなく「線」で支えるという発想

大切なのは、健康支援を単発のイベントで終わらせないことです。年1回の健診に、日々の習慣づくりや検査機会を組み合わせて、従業員の健康を「線」で支えていく。この発想は、そのまま健康経営の実践にもつながります。従業員からすると、会社が継続的に健康を気にかけてくれること自体が安心感になりますし、それが定着や満足度にもよい影響を与えていくのだと思います。

なるほど、健診にちょっと足すだけでもだいぶ違いそうだね。

そうそう。全部いきなりやらなくていいから、できるところから足していけばいいんだよ。
よくある質問
- 健康診断だけでは不十分なのですか?
-
健診は大切な基盤ですが、日々の習慣づくりや特定の病気への気づきまでは常にカバーできません。予防・習慣・検査機会を組み合わせると、より継続的に支えられます。
- 自宅でできる検査はがんの診断になりますか?
-
いいえ。リスクに関する参考情報を提供するもので、診断・確定を目的とするものではありません。症状がある場合は医療機関へご相談ください。
- 費用や手間をかけずに始められますか?
-
負担の少ない取り組みから始められます。サービスによって内容が異なるため、まずは資料を見比べてみるのがおすすめです。
健康支援型の福利厚生「Premiumまも〜る」

健康診断は欠かせない基盤ですが、それだけで従業員の健康を守り切れるわけではありません。予防・習慣・検査機会を組み合わせて、無理なく続けられる健康支援を検討してみましょう。合同会社NESTI INNOVATIONでは、宮城・東北を中心に、健診を補う健康支援型の福利厚生「Premiumまも〜る」のご案内や導入支援を行っています。まずはお気軽にご相談ください。
本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、個別の診断・治療・医学的助言を目的とするものではありません。記載の検査は、がんその他の疾病の診断・確定・治療方針の決定を目的とするものではありません。体調に不安がある場合は医療機関にご相談ください。
